けいれん
「突然手足がガクガクと動き出した」「子どもが熱を出して倒れた」「顔やまぶたがピクピクして止まらない」
このような“けいれん”の症状に、慌てて救急受診された経験をお持ちの方も多いかもしれません。
けいれんとは、脳や神経の異常な信号により、筋肉が不随意に(自分の意志と関係なく)収縮・運動する現象です。
一時的なものもありますが、中にはてんかんや脳の病気、神経の病気が隠れている場合もあり、原因をしっかり見極めることがとても重要です。
けんたろう脳神経外科クリニックでは、CTなどを用いた脳の評価と、必要に応じた薬物治療、再発予防まで含めた総合的な診療を行っております。
千曲市周辺で「けいれんが起きた」「家族が急に倒れた」など、心配な症状があれば、まずは一度ご相談ください。
けいれんの原因について
けいれんを引き起こす原因は多岐にわたります。年齢や発作の状況によって原因も異なります。
小児の場合
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熱性けいれん(発熱に伴って起こることが多い)
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てんかん
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先天的な脳の異常や代謝性疾患
成人・高齢者の場合
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てんかん
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脳卒中(脳梗塞・脳出血)
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頭部外傷(転倒後など)
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脳腫瘍
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電解質異常や低血糖
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アルコール関連(離脱など)
けいれんは、「一度きり」であっても、今後繰り返すリスクがあるかを見極めることが大切です。
当院では、CTなどを用いて緊急性の高い原因がないか迅速に確認します。
けいれんによって引き起こされる病気
けいれん自体が病気というよりも、「症状」であることが多く、背景にある病気を見つけることが重要です。
| 背景疾患 | 特徴 |
|---|---|
| てんかん | 繰り返すけいれん。意識を失う、手足がガクガク動くなど |
| 脳卒中 | 高齢者に多く、片側けいれん・麻痺・言葉のもつれなどを伴う |
| 熱性けいれん | 小児に多い。一過性のことが多いが再発例も |
| 低血糖・低ナトリウム血症 | 糖尿病治療中の方や高齢者に多く、けいれんを引き起こすことがある |
| 脳腫瘍 | 頭痛や吐き気、視野の異常とともにけいれんを起こすことも |
また、「ストレスや過呼吸」で起きる非てんかん性のけいれんもあり、鑑別が非常に重要です。
けいれんの処置や治療法
けんたろう脳神経外科クリニックでは、けいれんが起きた場合の緊急対応から、再発予防、日常生活指導まで一貫したケアを行います。
1. 急性期の評価・対応
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CT検査による脳卒中や腫瘍などの確認
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血液検査による電解質・血糖・感染の確認
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必要に応じて救急対応(当院は救急搬送も受入可能)
2. 原因に応じた治療
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抗けいれん薬(抗てんかん薬)の内服開始・調整
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基礎疾患(糖尿病、高血圧、脳血管障害など)のコントロール
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脱水やストレスへの対処
3. 生活指導・再発予防
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睡眠や飲酒制限など、けいれんを誘発しやすい状況の回避
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再発時の対応方法を患者さんとご家族に丁寧に指導
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小児の熱性けいれんでは、発熱時の対応法や座薬処方などもご案内します
けいれんについてのよくある質問
Q1. 初めてけいれんが起きたのですが、てんかんでしょうか?
A1. 一度の発作では診断は難しく、脳の異常や背景の有無を確認することが先決です。繰り返す場合は、てんかんの可能性があります。
Q2. 小学生の子どもが熱のときにけいれんしました。心配です。
A2. 多くは「熱性けいれん」で、後遺症なく治まることがほとんどです。繰り返す場合は小児神経の相談をおすすめします。
Q3. 薬を飲み始めたら、けいれんが止まりました。もう治ったと考えていいですか?
A3. 薬でコントロールされている可能性がありますが、勝手に中止せず、医師と相談のうえで継続や減量を判断しましょう。
Q4. 顔がピクピク動くのもけいれんですか?
A4. はい、顔面けいれんや眼瞼けいれんも「局所的なけいれん」です。脳や神経の異常によることがあるので、ご相談ください。
院長より
こんにちは。けんたろう脳神経外科クリニックです。
けいれんは、突然起こることでご本人もご家族もとても驚き、不安になる症状のひとつです。
私たちは、「まずは安心できる説明と検査を提供すること」を大切にしています。
CTによる迅速な脳のチェック、薬の調整、生活指導まで、脳神経外科としての経験を活かし、地域の皆さまが安心して日常を過ごせるようサポートいたします。
けいれんについて少しでも不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
