脳腫瘍
「最近、頭痛が続く」「ふらつきや言葉のもつれが気になる」「片方の手足が動かしにくい」
このような症状が続くと、「もしかして脳腫瘍では…?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
脳腫瘍(のうしゅよう)とは、頭蓋骨の中にできる腫瘍(できもの)で、良性のものから悪性のものまで幅広く存在します。
良性であっても、脳という限られたスペースの中で大きくなることで、さまざまな神経症状を引き起こす可能性があります。
けんたろう脳神経外科クリニックでは、CTによる初期評価を通じて、脳腫瘍の早期発見・早期対応を重視しています。
「まずは検査だけでも」といったご相談も受け付けていますので、どうぞご安心ください。
脳腫瘍の症状について
脳腫瘍の症状は、その腫瘍の位置・大きさ・進行具合によって異なります。
よく見られる初期症状
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頭痛(特に朝方や咳・くしゃみで悪化するもの)
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吐き気・嘔吐
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視力や視野の異常
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言葉が出にくい、ろれつが回らない
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手足のしびれや麻痺
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ふらつきやバランス感覚の低下
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意識がもうろうとする
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性格や行動の変化(高齢者では認知症と間違われることも)
これらの症状は、「なんとなく調子が悪い」と感じる程度から始まることも多いため、早期に気づくことが難しい場合があります。
また、脳腫瘍がけいれん発作(てんかん)を起こすきっかけになることもあり、成人で突然けいれんが始まった場合は注意が必要です。
脳腫瘍の原因について
脳腫瘍には、大きく以下の2つの種類があります。
1. 原発性脳腫瘍
脳そのものから発生する腫瘍です。
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良性腫瘍:髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫 など
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悪性腫瘍:神経膠腫(グリオーマ)、膠芽腫 など
2. 転移性脳腫瘍
肺や乳がんなど、他の臓器のがんが脳に転移して腫瘍を作るものです。
いずれも、脳という限られた空間に発生することで、圧迫や浮腫(むくみ)を起こし、神経の働きを妨げてしまうため、小さくても症状が出ることがあります。
脳腫瘍の病気の種類について
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 髄膜腫(ずいまくしゅ) | 良性でゆっくり成長。女性に多く、偶然見つかることも |
| 神経鞘腫(しんけいしょうしゅ) | 聴神経にできることが多く、耳鳴り・難聴・めまいの原因になる |
| 下垂体腺腫 | ホルモン異常や視野障害を引き起こすことがある |
| 膠芽腫(こうがしゅ) | 進行の早い悪性腫瘍。早期診断・専門的治療が必要 |
| 転移性脳腫瘍 | 他の臓器のがんの進行によって発生。複数同時に見つかることも |
腫瘍の種類によって、経過観察でよい場合・手術が必要な場合・放射線や抗がん剤治療が必要な場合があります。
脳腫瘍の治療法について
けんたろう脳神経外科クリニックでは、脳腫瘍が疑われる場合はCTで速やかに評価し、治療方針の判断や高次医療機関への連携を行っています。
1. 診断
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CT検査による初期スクリーニング(当院で実施可能)
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MRI検査(提携医療機関で実施)
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必要に応じて血液検査やホルモン検査
2. 治療方針
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良性腫瘍で無症状 → 定期的な経過観察(MRIフォロー)
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腫瘍が大きい・症状がある → 手術や放射線治療を検討
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悪性腫瘍や転移性 → がん治療(放射線・抗がん剤)や緩和ケアの選択肢も
当院では、患者さんとご家族の不安に寄り添いながら、治療の選択肢について丁寧に説明し、必要に応じて専門機関をご紹介しています。
脳腫瘍についてのよくある質問
Q1. 脳腫瘍はどのくらいの頻度で起きる病気ですか?
A1. 頻度としてはまれですが、高齢化や検査精度の向上により、偶然見つかる例も増えています。
Q2. 頭痛が毎日あります。脳腫瘍の可能性はありますか?
A2. 多くは緊張型頭痛や片頭痛などですが、他の症状(吐き気・視野異常など)がある場合は検査をおすすめします。
Q3. CTで脳腫瘍はわかりますか?
A3. 多くの脳腫瘍はCTで異常を捉えられますが、詳細な診断にはMRIが必要なこともあります。
Q4. 家族にがんがあります。転移して脳に腫瘍ができることは?
A4. はい、がんの種類によっては脳への転移を起こすことがあります。定期的な画像検査でのチェックが大切です。
院長より
こんにちは。けんたろう脳神経外科クリニックです。
「脳腫瘍かもしれない」と感じると、とても不安になると思います。
ですが、早期発見によって治療の選択肢が大きく広がることも事実です。
当院では、CTによる初期診断をすばやく行い、必要に応じて連携先の医療機関でMRIや手術相談をスムーズに受けられる体制を整えています。
気になる症状があれば「念のため」でもかまいません。あなたの不安を安心に変えるお手伝いをさせてください。
