頭部外傷
「転んで頭を打った」「交通事故に遭って頭をぶつけた」「子どもが机に頭をぶつけた」
このような頭を打つケガ=頭部外傷(とうぶがいしょう)は、日常の中でも意外とよくあるものです。
見た目には大きな外傷がなくても、頭の中で出血(脳出血)や脳震盪(のうしんとう)などが起きていることがあるため、注意が必要です。
また、高齢者や血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、軽い外傷でも後から症状が出る場合もあります。
けんたろう脳神経外科クリニックでは、CTによる即日の頭部評価が可能です。
「頭を打ったあと様子がおかしい」「念のため検査だけでもしておきたい」という方も、安心してご相談ください。
頭部外傷の症状について
頭をぶつけた直後は元気でも、数時間後や数日後に症状が出るケースもあります。以下のような症状が見られたら注意が必要です。
頭部外傷後に注意すべき症状
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強い頭痛が続く
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吐き気・嘔吐
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意識がもうろうとする、呼びかけに反応が鈍い
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ぼーっとしている、反応が鈍くなった
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手足の動きに左右差がある
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痙攣(けいれん)を起こした
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出血や耳・鼻からの液体(髄液の可能性)
とくに高齢の方や小さなお子さんでは、「いつもと違う様子」があればすぐに受診をおすすめします。
頭部外傷の原因について
頭を打つ原因は、年齢や生活環境によってさまざまです。
| 年齢層 | 主な原因 |
|---|---|
| 小児 | 転倒、家具・壁への衝突、遊具からの落下など |
| 成人 | 交通事故、スポーツ中のケガ、転倒など |
| 高齢者 | 立ちくらみやつまずきによる転倒、ベッドからの転落 など |
頭部外傷には、見た目に異常がない軽症から、命にかかわる重症まで幅があります。
そのため、「大したことない」と自己判断せず、CT検査による確認が大切です。
頭部外傷で起こりうる病気・合併症
脳震盪(のうしんとう)
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軽度の意識障害、一時的な記憶喪失など
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後から吐き気や集中力低下が起きることも
急性硬膜外血腫・硬膜下血腫
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頭の中で出血が起こり、数時間以内に症状が進行することがあります
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早期に発見し、緊急手術が必要になる場合もあります
慢性硬膜下血腫
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転倒後、2~3週間ほど経ってから症状が現れることも
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高齢者や抗血栓薬内服中の方に多く、認知症と間違われることもあるので注意が必要です
当院では、これらの異常を見逃さないために、CTでの評価を積極的に行っております。
頭部外傷の処置・治療法
1. 画像検査(CT)
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CT検査により、頭蓋内出血や脳の損傷の有無を確認
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即日検査・説明が可能です
2. 保存的治療
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軽症の場合は経過観察
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痛み止めや吐き気止めの処方
3. 入院・紹介が必要な場合
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出血がある、意識障害がある場合は、提携の高次医療機関へ迅速にご紹介
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手術が必要と判断された場合もスムーズに連携
4. 慢性硬膜下血腫などのフォロー
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数週間後の再評価
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必要に応じて定期的なCTフォローアップ
当院では、必要に応じて地域の救急体制とも連携しながら、患者さんに最も適した対応を行っています。
頭部外傷についてのよくある質問
Q1. 頭を打った直後は元気だったのに、後から具合が悪くなることはありますか?
A1. はい、「一度元気になったあとに急変する」タイプの出血もあるため、注意が必要です。
Q2. 転倒して出血はなかったのですが、CTは必要ですか?
A2. 外傷の程度や年齢、持病(抗血栓薬の内服など)によってはCTで確認すべきケースがあります。まずはご相談ください。
Q3. 子どもが頭をぶつけました。受診の目安はありますか?
A3. 元気で食欲もあり、嘔吐がない場合は様子を見てよいことが多いですが、不機嫌・ぐったり・吐く・反応が鈍いなどのときは受診をおすすめします。
Q4. 高齢の親が1週間前に転倒し、最近ぼんやりしています。関連はありますか?
A4. 慢性硬膜下血腫の可能性がありますので、早めに頭部の画像検査をおすすめします。
院長より
こんにちは。けんたろう脳神経外科クリニックです。
「頭を打ったけど、大丈夫かな?」
そんな時に、すぐに相談できる場所があることが安心につながると私たちは考えています。
当院では、頭部CTを即日撮影・説明可能な体制を整えており、救急車での搬送も受け入れております。
ご家族のこと、お子さんやご高齢の方のこと、どんな小さな不安でもお気軽にご相談ください。
